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Bose 901のイコライザー、解析のまとめ
実際の回路にまとめる前に、解析結果をまとめておきます。オリジナルの901のイコライザーには、Mid-Low,Mid-Highのトーンコントロール、サブソニックフィルター(On/Off)があるのですが、VRは中点、サブソニックフィルターはoffで解析しています。
3段のフィルタのうち、2段目は周波数特性に荒れていることがあり、オリジナルの回路をちょっといじったりした結果、これは「設計者の意図ではない」と判断しました。また、1段めは、入力カップリングコンデンサの影響で、超低周波域のゲインが落ちています。解析上はこれもエミュレーションしています。
その結果が以下の回路(というか伝達関数の羅列ですが)になります。
Screen clipping taken: 2014/08/24 14:29
LTSpiceの回路データも置いておきます。シミュレーションを実行する場合は、V1を「IN」に接続して実行してください。周波数特性が得られます。これで、オリジナルの回路との偏差は、750mdb以下です。
実際の回路にする場合は、E102、E203,E204は無視するつもりです。
各フィルターの伝達関数を書いておきます。
フィルター1
フィルター2
F2LPFt0の周波数は、117.892574965 [Hz]。
F2HPFt0の周波数は、31206.858079[Hz]
フィルター3
F3HPFOmega0の周波数は、32.4278264014[Hz]
F3LPFOmega0の周波数は、15350.4974548[Hz]
角速度と時定数がごちゃまぜになってますが、容赦。